豊かな自然、そして心温まる人々の笑顔が魅力の国といえばベトナム!
南北に長い国土を持つベトナムには、訪れる旅人の心を掴んで離さない、個性豊かな都市がたくさんあります。
今回はあまり日本人にはまだ馴染みのないちょっと穴場なスポットも合わせ、オススメの都市を紹介します。
ベトナム北の玄関口!ハノイ
北部に位置し、日本からの直行便も多く就航するハノイはベトナムの首都!北ベトナムを観光する際はハノイを拠点に計画を立てるのがオススメです。
そんなハノイはベトナム屈指のフォトジェニックスポットとして大人気です。
特にハノイの名物といえばトレインストリート!
線路沿いに並ぶカラフルな家々の合間スレスレを列車が通るスリル満点な体験ができるだけでなく人々の日常に触れることができると世界中の観光客が訪れます。
2019年以降観光客の行き過ぎた危険な行動により厳しい立ち入り制限が設けられてしまいましたが、カフェなどから列車が通過する様子は今でも楽しめます。
そんなハノイは1000年もの歴史を持ち歴代王朝の都として栄えた古都の一つです。
数々の戦乱と興亡を経験してきたこの地にはタンロン文化と呼ばれる独自の歴史観や民族の精神が息づいており、伝統芸能の水上人形劇で今もなお語り継がれています。
📍ハノイ空港から市内へのアクセス方法
公共機関を利用する場合は86番の空港バス
タクシーは配車アプリGrabが利用可能
山岳民族に会える!サパ
中国との国境近く、「霧の町」として知られるベトナム最高峰ファンシーパン山の麓に広がるサパは個人的にもオススメの観光都市!
アクセスは少し不便ですが、棚田が織りなす壮大な風景と、カラフルな民族衣裳に身を包む少数民族に出会えるユニークな観光スポットです。
サパに暮らす主な民族は、モン族、ザオ族、タイ族、ザイ族、サフォ族で彼らの暮らす村をトレッキングで訪れ観光することもできちゃいます。
サパのランドマーク、ファンシーパン山は以前は過酷な登山を制した者のみがアクセスできる場所でしたが、現在は2016年に開通したロープーウェイで気軽にアクセスできるようになりました。
せっかくサパを訪れた際は、美しい霧の町を見渡せる山頂へもぜひ足を伸ばして見てください。
📍サパへのアクセス方法
鉄道で最寄駅のラオカイ駅下車後、ローカルバス/ミニバンで向かいます。
寝台バス(ハノイ市内、空港⇄サパ市内)
※鉄道は安いですが、時間がかかるので快適に移動できる寝台バスを利用するのがオススメです。
ベトナムが誇る世界遺産!ハロン湾
エメラルドグリーンの海に浮かぶ数千もの奇岩や島々が織りなすハロン湾の絶景はベトナムを訪れたなら必見!
ユネスコ世界自然遺産にも登録されたこの場所は、クルーズ船でこの水墨画のような幻想的な風景を楽しむのがオススメです。
ハノイからの現地ツアーに参加すれば、送迎付きで観光できるので時間のない方もぜひ検討して見てはいかがでしょうか。
時間のある方はクルーズ船ホテルを予約するのもオススメです。
各クルーズ船ホテルでは様々なアクティビティーも用意されており、奇岩のすぐそばまで近づきカヤックを楽しんだり、ハロン湾に飛び込むことができたり、夜には美しいサンセットを満喫できたりするのでオススメです。
📍ハロン湾へのアクセス方法
ハロン湾へは現地ツアーバスもしくはクルーズ船ホテルの専用送迎バスでハノイからアクセスするのが一般的です。
陸のハロン湾!ニンビン
奇岩がそびえ立つ独特のカルスト地形が美しい世界遺産、チャンアン景観複合体のあるニンビンは、別名陸のハロン湾として知られる欧米観光客に人気の高い穴場観光スポットです。
クルーズ船で観光するハロン湾に対して手漕ぎボートで川下りをしながら鑑賞できるニンビンではリーズナブルにこの景観が楽しめる点も魅力の一つ!
ハノイからならバスや電車で約2時間ほどでアクセスできます。
川下り以外にもニンビンの魅力といえばこの美しい田園風景!
サイクリングを楽しんだり、ハイキングを楽しんだり、ヴァンロン自然保護区やトゥンニャムバードパークなどの湿地帯ではバードウォッチングを楽しんだり、大自然を満喫しのんびりと過ごしたい方にもオススメです。
そんなニンビンはベトナム史において非常に重要な位置を占める場所であり、現在のベトナム国家形成の原点ともいえる場所!
10世紀に中国の支配から独立し初めて本格的な国家を築き上げた場所こそ、ここニンビンにあるホアルーです。
ホアルーには当時の王を祀る祠がいくつか残されており、年間を通して多くの祭祀が執り行われるのでタイミングが合えば必見です。
📍ニンビンへのアクセス方法
ハノイから鉄道でアクセス
ハノイから高速バスでアクセス
その他都市からアクセス
世界遺産の洞窟探検!フォンニャ=ケバン
フォンニャ=ケバンには300以上の洞窟があると言われ、その中には世界最大級のものがいくつも含まれており冒険好きは必見のスポットです。
中には現地ツアーに参加すれば洞窟でキャンプをすることもできるユニークなフォンニャ=ケバンには絶滅危惧種を含む多くの哺乳類(トラ、ゾウ、サオラなど)、爬虫類、両生類が生息しており、バードウォッチングも楽しめます。
ボートで入り口まで乗り付けて鑑賞できるフォンニャ洞窟やジップラインで川を渡ってアクセスし、泥風呂が体験できるダークケーブなどユニークな洞窟がたくさんあるので、ぜひお気に入りの洞窟を見つけて見てください!
📍フォンニャ=ケバンへのアクセス方法
鉄道や飛行機で最寄りのドンホイまで行きそこからはタクシーか現地ツアーを利用します。
ベトナムの京都!フエ
ベトナム最後の王朝がが栄えた古都フエは、グエン朝の栄華を今に伝える貴重な歴史的遺産や文化が色濃く残るまさにベトナムの京都!
「フエの建造物群」として世界遺産にも登録されています。
そんなフエは夜になると美しくライトアップされ、街の中心を流れるフォン川から帝廟、ティエンムー寺を眺めることができるのでオススメです。
旧市街の王宮ライトアップを満喫したい方は川沿いに停泊しているシクロと呼ばれる改造自転車を利用すればより間近で鑑賞できるのでぜひトライして見てください。
また、フエはフランスの植民地時代の影響が色濃く残りグルメもとってユニークです。
グエン朝時代の宮廷料理や伝統料理とフランス料理が融合したオシャレなレストランが多く、また西欧文化の影響を受けたベトナムコーヒー文化もフエは存分に楽しめます。
📍フエへのアクセス方法
主要都市から鉄道でアクセス
※日本からの場合はダナン経由が便利です。
シーフード天国!ダナン
ベトナム中部を観光するなら、大きな国際空港のあるダナンが便利です。
そんなダナンの新しいランドマークといえば中心地から約1時間ほどの場所にできたテーマパーク、バーナーヒルズ!
中でもSNS映えする絶景スポットとして世界的に有名となったゴールデンブリッジは圧巻です。
ダナンはベトナム屈指のリゾート地!美しいビーチやちょっと贅沢なシーフードが入った水槽がズラリと並ぶレストランも充実しておりグルメスポットとしても有名です。
高級食材も物価の安いベトナムならお得に堪能できちゃいます。
夜はダナンもライトアップが楽しめます。特に週末の金曜日、土曜日、日曜日の午後9時からは、ドラゴン橋で迫力満点のファイヤー&ウォーターショーが行われ流のでぜひお見逃しなく!
📍ダナン空港から市内へのアクセス方法
バス06番バスノンフォック行きが運行していますが乗り場まで離れています。
ランタンが彩る古都!ホイアン
日本人に人気ナンバー1のベトナム観光都市といえば、夜になると街中を彩るランタンの幻想的な灯りで有名なホイアンです。
旧市街は15世紀から19世紀にかけての伝統的な家屋や、中国、ヨーロッパだけでなく日本の影響を受けた建築様式が色濃く残る、夜はもちろん昼間も街並みがとっても美しい世界遺産です。
旧市街からタクシーで約10分ほどの場所にあるカム・タイン村も外せない観光スポット!
ここでは旧市街とは一転、ベトナムの漁師村の生活を体験できるのでオススメです。
村に広がるココナッツ林の中の水路をバスケットボートと呼ばれるお椀型のボートに乗ってクルージング!
途中では魚釣りができたり地元の人のボート高速スピンのショーが見れたり、カラオケ大会が行われたりと見どころ満載です。
📍ホイアンへのアクセス方法
ホイアンへのアクセスはダナンからタクシーもしくは現地ツアーを利用するのが一般的です。
ベトナム戦争終焉の地!ホーチミン
南ベトナム観光の拠点にピッタリなホーチミンはベトナム屈指のビジネス街!
日本からも駐在員が最も多く住んでおり、レタントン通りとファンビッチャン通りにはリトル東京と呼ばれる日本人街があることでも有名です。
日本食レストラン、日系スーパー、カラオケ、マッサージ店などが集まり言葉に自信がない方はこのエリアを拠点に観光の計画を立てるのもオススメです。
そんなホーチミンは戦争終結の象徴的な場所です。
元々南ベトナムの首都サイゴンと呼ばれていたこの地はベトナム戦争の敗北を受け、北ベトナム建国の父の名前ホーチミンと改名されいました。
そのため、今もなお現地の人々はホーチミンではなくサイゴンの名前で呼んでいるのはこのためです。
そんな悲しいベトナムの歴史は二度と繰り返すことがないよう戦争証跡博物館や統一会堂(旧大統領官邸)にて語り継がれています。
📍ホーチミン空港から市内へのアクセス方法
*ローカルバス109番と152番が市内まで運行 ※ただしスーツケース置き場なし
*チケット制タクシーは料金が事前がわかるので安心です。
アジア最後の楽園!フーコック
ベトナムの離島フーコック島は、アジア最後の楽園とも呼ばれる手付かずの大自然が満喫できるベトナム屈指のリゾート地!
透明度の高い海では、シュノーケリングやダイビングでカラフルな熱帯魚やサンゴ礁を観察でき、島にはたくさんの美しいビーチが広がります。
そんなフーコック島を訪れる人々のお目当てといえば獲れたての新鮮なシーフードを存分に味わえるナイトマーケット!
カニやエビ、ウニ、カキなどが格安で提供され、その場で捌き調理してもらうことができるので多くの観光客で毎晩賑わいます。
そんなフーコック島は北部を中心に今急ピッチでリゾート開発がされており、快適に滞在できるようになった一方で年々手付かずの自然は減ってきているとか。
フーコック島の大自然の魅力を存分に味わいたい方は今がチャンスです。
📍フーコック島空港から市内へのアクセス方法
空港から市内へは基本的にホテルの送迎もしくはタクシーを利用します。
まとめ
日本からもアクセス便利なベトナムは、それぞれの都市が持つ独自の魅力があります。
都市間の移動も現地ツアーや国内線を利用すれば比較的リーズナブルに移動できるベトナムはぜひ周遊旅行をぜひ計画して見てはいかがでしょうか。
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