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香港といえば世界屈指のスカイスクレーパーが建ち並び夜にはカラフルなネオンが灯され眠らない街といったイメージが強いですが、少し郊外に足を伸ばすと大自然が広がりのんびりとした人々の暮らしが垣間見えます。
香港に旅行に来たならば、大都会だけでなく香港の伝統的な文化にもぜひ触れてみてはいかがでしょうか。
香港で1番大きなランタオ島
ゴンピン
国際空港の位置するランタオ島は香港の島の中で最も大きく見所満載のアイランドです。
到着日や帰国日を有効利用するなら中心街のホテルよりもリーズナブルなランタオ島に滞在し、香港の自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ランタオ島で最も人気のアトラクションといえば、南シナ海を望みながら大嶼山の頂上まで全長約5.7mを空中散歩できるロープーウェイ、ゴンピンです。
キャビンはノーマルタイプとクリスタルタイプの2種類があり、クリスタルタイプは足元も透けて見えるのでさらにスリル満点!
どちらのキャビンを選んでもチケット売り場は大行列となっているので、事前に購入しておくのがおすすめです。
天壇大佛
ゴンピン360で山頂(昂坪駅)まで登ると天壇大仏のある禅寺があります。
天壇大仏は、高さ26.4m、重さは約202トンにもなる屋外の大仏としては世界最大級規模で迫力満点!
また目の前の境内には香港で神聖な動物とされる立派なツノを持つ大きな牛がやってくる事もあります。
普段はとってもおとなしく穏やかですが、お腹が空きすぎると食べ物の匂いに誘われて付いてくることもあるのでその点だけご注意ください。
大澳(タイオー)
ランタオ島の北西には大澳と呼ばれる、今なお昔ながらの生活を営む漁村があります。
もともと密輸でこの地を訪れた海賊が違法に定住したことで形成されたこの村の家屋は、手作りの木をバランスよく組み立てた高床式住居!
安全面を考慮し取り壊しが一度は決まったものの住民の反対により一転、無形文化遺産に指定されその趣ある街並みは多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
大澳へのアクセスはゴンピン乗り場もすぐそばの東涌バスターミナルから出発するバス11番もしくは東涌港からフェリーでアクセス可能です。
ディズニーランド香港
ディズニーランド香港は世界で最も小さく、東京ディズニーランドの約6割程度の規模ですが、コンパクトにまとまっていて、香港の大型連休(国慶節、クリスマス休暇、旧正月)やプライベートイベントが実施される日程を除けば混雑がほぼなく快適に楽しめる穴場ディズニーランドとしても知られています。
絶叫アトラクションの数は少ないですが、グリーティングが充実しており2023年11月に東京ディズニーランドより一足早く映画「アナと雪の女王」をテーマにしたエリアがオープンするなどファンには嬉しいメリットもあります。
シーフード天国!
南Y島(ラマ島)
中環港もしくはアバディーン港から約20分〜でアクセスできる南Y島は、本土からも多くの人が安くて鮮度の良いシーフードを求めて訪れる漁師村です。
ターコイズブルーの海とカラフルな漁村のコントラストはとても美しく、到着前から街歩きが楽しみな素敵な島!
この島を訪れる多くの観光客が目指すは店先にたくさんの魚介類が泳ぐタンクが並ぶレインボーレストラン!食べたい分だけタンクから魚介を選べば広東風の繊細な味付けで調理してくれる大人気のレストランです。
このレストランを予約すれば、プライベートフェリーで尖沙咀もしくは中環まで送迎してくれるのでおすすめです。
また小さな南Y島はハイキングスポットとしても人気があります。
島には榕樹湾と索罟湾にフェリー乗り場があるので、この両湾に伸びるトレイルを歩き、南丫島漁民文化村や海の女神が祀られた天后宮、そして美しいビーチ洪聖爺灣泳灘を観光した後、美味しいシーフードを食べて戻るのがこの島の定番コースです。
香港伝統スイーツの島!長州島
香港屈指のビーチスポットといえば中環港から高速艇で約30分の長州島です。
シーズンになるとライフガードも常駐し、安全ネットも設置されるので安心して海水浴が楽しめるスポットです。
そんな長州島は地元の人々の間では、香港の本土ではなくなりつつある伝統スイーツが楽しめる島として有名です。
長州島のスイーツは、マンゴーやドラゴンフルーツ、ドリアンなど常夏フルーツがたくさん使用されたものが多く、日本人にも大人気!
おすすめはとっても柔らかい手作りのお餅の中にたっぷりとマンゴーが詰められているマンゴー大福!
日本の大福に比べて2倍以上の大きさがありますが、一皿ペロリと食べられる長州島にわざわざ訪れてでも食べたい一品です。
特別な日に行きたい!
西貢(サイゴン)
すでに紹介した漁村ではリーズナブルに海鮮が楽しめますが、香港の人が旧正月やお誕生日など特別な日に訪れるシーフードスポットいえば本土の西貢にある海鮮街です。
大きなタンクの中にはキングクラブやロブスター、ウニなど海のオールスターが勢ぞろい!
高級食材ではありますが日本で食べるよりもずっとリーズナブルではあるので、香港最終日や特別な日に西貢を訪れるのもおすすめです。
また西貢はレストランだけでなくボートの上で魚を売っていたり、香港らしい生活が垣間見れるスポットとして多くの観光客を魅了し、特に欧米人の移住者が近年増加しているエリアでもあります。
彼らによっておしゃれな欧米風のカフェやバーもオープンし、西洋と東洋が入り混じった素敵なエリアに変化しつつある西貢は今後大注目のスポットと言われています。
香港の台所!大埔(タイポー)
香港中心街からEast Rail(水色)ラインでアクセスできる大埔は大埔市場を中心に旧市街全体がマーケットとなっている活気あるスポットです。
香港の人々の食の中心と言っても過言ではない大埔は、あまり家で料理はしない香港の人々の食生活が観察する最適なスポット!
大きな豚や鳥の丸焼きがぶら下げられた店先では豪快に大きなナイフで調理をする様子が見学できたり、その隣ではたくさんのフルーツがズラリと並べられていたり、地元の人々でごった返す激安ローカルレストランなど香港の家庭の味を楽しむなら是非大埔まで足を伸ばして見てはいかがでしょうか。
香港の京都?!南蓮園池
MTRダイヤモンドヒル駅から徒歩すぐの場所にある南蓮園池は仏教寺の志蓮淨苑が管理する唐(617〜907年)の時代の庭園を再現した入場無料の公園です。
建築技術は全て唐時代のものが利用されており、その景観はまさに京都!
それもそのはず、京都に都が置かれた平安時代には東アジアの先進国であった大英帝国の唐に度々遣唐使が送られ先進文化を積極的に取り入れていたため、この時代の建築は日本人にとってとても馴染みのあるものが多いです。
そんな南蓮園池は高層ビルが立ち並ぶダイヤモンドヒルの一角に造られた、新旧建築のコントラストが素敵なこの地のオアシス!
公園内には、この唐の時代にタイムスリップしたような雰囲気を楽しみながら精進料理が食べれるレストランもあり、地元の人にも大人気です。
まとめ
香港の郊外にある観光スポットの紹介でした。大都会といったイメージの香港も郊外に足を伸ばせば大自然に囲まれた素敵な場所がたくさんあります。
ぜひ香港に旅行に出かけた際は、新旧両方の香港を楽しんで見てはいかがでしょうか。
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