目次
香港の知る人ぞ知る観光スポット、大澳(タイオー)村は国際空港の位置するランタオ島に位置し、これぞ香港!という大都会のイメージとは真逆な昔ながらのゆったりとした時間の流れる小さな漁村の一つです。
ちょっとユニークな香港旅行を楽しみたい方はぜひアクセス便利な大澳村をぜひチェックしてみてください。
大澳村ってどんなとこ?
大澳村のはじまりは3世紀に海賊が密輸でこの地を訪れ不法占領した事がはじまりとされています。
そのため大澳村の水路沿いに建てられた棚屋は何度か取り壊しが行われたり、さらには2000年火災で90棟が焼失したりしましたが、一転2002年に無形文化遺産に登録され大切に保全されることが決まり、現在ではそのユニークな街並みを求めて多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
大澳の見どころ
水路沿いの棚屋群
大澳村の水路沿いの不法建築で建てられている棚屋は先祖代々伝わる技術と知恵で建てられた趣ある(なんでもありな…)手作り感溢れる建物です。
橋の上からのんびり眺めるのも素敵ですが、水路をカヤックで巡りながらじっくりと間近で見学するのもおすすめです。
漁村大澳のマーケット
ここ訪れる多くの人のお目当といえば、大澳村のご当地グルメ!
色々な魚の豪快な干物やペーストがズラリと並び見ているだけでもワクワクします。
干物と一言で言っても日本ではあまり見かけないドライフグなどさすがは香港の漁村マーケット!ユニークな干物水族館?!のような棚屋に負けない写真スポットとなっています。
見て歩くだけでも楽しいマーケットはコロナ後も活気があり、特に土日は大混雑です。
虎山觀景台
大澳村には虎山、獅子山、象山、鳳山とこの村を守った4つの霊獣にちなんで名付けられた山がありますが、中でも虎山は77mと1番低く人気のハイキングスポットとなっています。
途中の虎山觀景台からは珠澳大橋や運が良ければ白いイルカも見ることができるのでおすすめです。
港珠澳大橋は2018年に開通した香港とマカオを繋ぐ世界で最も長い海上大橋です。
2023年時点で一般車両は通行できず、観光客はシャトルバスのみでのアクセスとなりますが、今まで香港からマカオまではフェリーで$144〜だったのに対し、バスでは$65〜と約半額でアクセスできるようになりました。
大澳陽后宮寺院
ハイキングコースの途中にある大澳陽后宮寺院は、元王朝に南宗王朝が滅ぼされた際の忠臣、楊亮節が祀られている煌びやかな寺院です。
建物の外観はこじんまりとしていますが、入り口にはカラフルな大澳の旗が掲げられて目を引くスポットになっているので、ハイキングの途中にぜひ休憩がてら参拝してみてはいかがでしょうか。
大澳の美味しいグルメ
丸っとしたイカ
大澳で水揚げされるイカは胴体が丸っこい見た目がとっても可愛い種類のイカです。
これを甘く煮込むととっても柔らかくジューシーで美味!ぜひ大澳で食べ歩きしたいストリートフードの一つです。
香港菓子
歴史ある大澳村の香港菓子店では、昔ながらのスイーツがリーズナブルな値段で楽しめます。
日本人に特に好まれるのが山水豆腐花!
手作りの舌触りが滑らかな絹どうふの上に砂糖とシロップをかけたスイーツで、なぜか懐かしい素朴な味わいがクセになります。
フィッシュボール
香港の漁村に出かけたら外せないのが、フィッシュボールです。
日本の練り物に比べて弾力のある大澳のフィッシュボールは、オリジナルと辛口カレー味の2種類があります。
茶果財の餅
大澳の公衆トイレを少し進んだ場所にある茶果財で販売されているお餅も大澳の人気名物の一つです。
あんこ味とピーナツ味の2種類で、どちらも美味しく口の中でとろけるほど柔らかいお持ちと相性抜群です。
大澳のアクセス方法
大澳へのアクセスはMTRの東涌駅からフェリーとバスの2種類があります。徒歩約15分ほどの東涌港から出発するフェリーでアクセスする場合は$27で約30程でのアクセスです。
バスでアクセスする場合は、駅からすぐのバス停富東廣場から11番のバスで乗り換えなし1時間ほどで$18です。
フェリー、バスともにオクトパスカード使用可能です。
まとめ
ユニークな漁村大澳の紹介でした。ランタオ島は大澳村だけでなく国際空港にや人気の観光スポット天壇大佛もあり、香港市内よりホテルもリーズナブルです。
次の香港旅行は数日ランタオ島にも滞在してみてはいかがでしょうか。
コメント