訪問日:2019.11.11
マルタ島のほぼ中央にある丘の上に佇む街、イムディーナ。
もともとマルタの古都として栄えていた街ですが、ヴァレッタに首都が移ったあとは活気を失い静まりかえった事から、地元ではサイレントシティーと呼ばれ始めたそうです。
この街の歴史は古く約4000年前にはすでに実在していたとされています。
その後、フェニキア人によって要塞化され、ローマ帝国、さらにはシチリアからやってきたアラブ人の支配を受けた事で中世ヨーロッパ文化とアラブの文化が融合。
現在は特別な雰囲気を持つ観光スポットとして現在も世界中の観光客を惹きつける場所となっています。
基本情報
L-Imdina
【アクセス】
公共機関:
ヴァレッタのバスターミナルA1でセントジュリアン行きN13のバスに乗ります。終点で降り、徒歩1分の場所にあるSan Giljanのバス停からラバト行きN50に乗りTelghaのバス停下車後すぐ。
レンタカー:ヴァレッタから7号線で約20分。駐車場は無料です。
メインゲート
イムディーナの街に入るゲートは全部で3つありますが、せっかくなので1番豪華なメインゲートから入るのがおすすめです。
このゲートはローマ帝国支配下、1742年に当時の聖ヨハネ騎士団長マノエル・ド・ヴィレーナによって建設されたものです。
美しい街並み
ゲートを潜るとそこははちみつ色の建物で統一された迷路のような街が広がります。街灯や窓、そしてドアはそれぞれアラブの文化が垣間見えるお洒落なデザインなのでぜひ注目して見てください。
効率よく街を見て回りたい方は馬車で巡ることもできますよ。
11月でもまだまだ暖かいのでカラフルな花が街を彩り、本当にため息がでるほど美しい街並みです。
聖パウロ教会
イムディーナの街のシンボルとなっているのは聖パウロ教会です。向かいにあるミュージアムと合わせて入場料は10ユーロ。
4世紀に建てられたとされるこの教会はマルタ最古の教会です。天井のフレスコ画はとても美しく見応え抜群です。
ヴィレーナ邸
門を挟んで並んだ大砲、真っ赤なゲートが印象的なこの建物はヴィレーナ邸は、フランス人の建築家によって建てられたもので、イギリス統治下では病院として利用されていました。
現在は国立自然科学博物館として見学することが可能です。
まとめ
現在も300人の方が住むイムディーナ。サイレントシティーとして車両の入場が規制されているので、のんびりと街並みを散歩しながら何時間でも楽しめるスポットです。レストランや他にもミュージアムがいくつかあるので半日かけてゆっくりと中世に思いを馳せながら観光してみるのがおすすめです。
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