目次
ノルマンディー地方にあるルーアンは、パリからもアクセス便利な見どころ多い人気の観光都市の一つです。
日本でも有名なジャンヌダルクが最期を迎えた場所としてだけでなく、世界遺産の美しい教会群も残されているルーアンの魅力を紹介していきます。
\ フランス旅行はユーロデータ /
ルーアンってどんなとこ?
フランス北部に位置するルーアンは木組みのカラフルな家が可愛いメルヘンな街!
そんなルーアンは時空を超えて語り継がれるフランスの聖女ジャンヌダルクが裁かれ火あぶりの刑となった場所として有名で、彼女のための教会や幽閉されていた塔などジャンヌダルクに纏わる建物が見どころの一つとなっています。
また、美しいノートダム大聖堂や街のシンボル大時計が残されているルーアンは、パリから電車で約1時間半(→チケットをみてみる)のアクセス便利な観光都市の一つです。
ルーアンのシャンヌダルク
ゆかりの地
ジャンヌダルクとは
フランス王とイギリス王によって引きおこされた100年戦争の時代に神の御告げを聞き16歳の若さでフランス兵に志願したジャンヌダルクは、フランス解放のため次々にイギリス軍との重要な戦いに勝利をもたらした英雄です。
19歳の時、そんな彼女も遂にイギリス軍に捕らえられイギリス軍と通じていたボーヴェ司教ピエール・コーションによって有罪の裁きを受け火炙りによって処刑されてしまいましたが、25年後ローマ教皇カリストゥス3世の時代に復権裁判が行なわれ逆転無罪の殉教が宣言されたことにより、今ではフランスの聖女として崇められています。
ジャンヌダルクの塔
ルーアン駅からジャンヌダルク通りをまっすぐ進み一本左の道にあるの石造りの塔はジャンヌダルクがイギリス軍に捕らえられた際に幽閉され拷問を受けていた場所とされるジャンヌダルクの塔です。
要塞として利用されていたこの塔に窓はなく、縦長の隙間は弓矢を放つ為に開けられた隙間でした。
もともとは13世紀にフランス王のフィリップ・オーギュストによって建てられた「ブーヴルイユ城」だったこの建物には7つの塔があったとされ、現在はメインの塔の部分のみ残されており、ここは正確には領主が住んでいた場所で実際にジャンヌダルクが幽閉されていた牢屋は別の塔だったと言われています。
現在は博物館として見学できるようになっており塔の4階まで登ることが可能です。
ジャンヌダルク教会
逆転無罪の判決言い渡しの際にローマ教皇カリストゥス3世によって設置が命じられた「ジャンヌダルクの為に十字架」は現在もルーアンの大空高く掲げられています。
この十字架は、まさにジャンヌダルクが亡くなった場所のすぐそばに設置されており、火炙りにされる際に薪が組まれたとされる場所には「ジャンヌダルクが焼かれた場所」とプレートが建てられています。
また隣接する場所には1974年にジャンヌダルクに捧げられた教会が建てられ、壁一面を覆う美しいステンドグラスが飾られています。
このステンドグラスは16世紀に完成したもので、もともとは第二次世界大戦時に破壊された教会に飾られていたものですが戦時下避難させていた為、今も現存している歴史ある作品です。
ジャンヌダルク博物館
ルーアンにはプロジェクションマッピングなどでジャンヌダルクの波乱万丈の人生を紹介するユニークなジャンヌダルク博物館があり、日本語の音声ガイドをレンタルすることができるのでおすすめです。
2つのジャンヌダルク裁判が行われた大司教館に造られたこの博物館は主に彼女の裁判に実際参加しているような体験ができ、この裁判を通じて彼女の生い立ちなどを学びます。
また屋上に登ることができ、ルーアンの美しい旧市街を一望できる点も魅力の一つです。
ルーアンのシンボル大時計
ルーアンのシンボルといえばこの立派な大時計!
もともとは14世紀に造られた鐘楼のみでしたが、その後時計仕掛けが設置され、16世紀のルネサンス時代にようやく今の大時計になったと言われています。
時計の長針の先にはルーアンの紋章でもある羊の装飾が施され文字盤も時刻だけでなく月の満ち欠けや曜日が表示される仕掛けが施されています。
この時計台も内部は見学できるようになっているので気になる方はお見逃しなく!
ルーアン世界遺産の教会群
ルーアン大聖堂
ルーアン大聖堂は、サン=トゥアン教会、サン=マクル教会などの都市建造物群として1996年世界遺産に登録されています。
中でも石のレースとも賞賛される繊細な装飾が美しいルーアン大聖堂はあのフランスを代表する印象派の画家モネが、光の加減によって33点のもの異なる絵をか描き上げた大聖堂としても有名です。
この大聖堂は12世紀から16世紀に渡り400年もの時間を費やして建てられたフランスのゴシック建築の最高傑作と言われており、色やスタイルが均一でないのはこの為です。
例えば左側の塔は右の塔に比べ少し黄色みのある石で建てられています。
色がバターに似ているだけでなく、キリスト教のイースター直前の断食の期間に禁じられているバターを食べる許しを与える免罪符をルーアン大聖堂では発行しており、これを資金に建設したためバターの塔と呼ばれています。
サン マクルー教会
ルーアン大聖堂とともに世界遺産に登録されているサン マクルー教会は、教会自体も素敵ですが中世の時代に流行した黒死病などにより納骨するスペースが逼迫したために建てられた大納骨堂が見どころです。
1533年に建設がスタートし2020年まで増築やリフォームがされる中で、一時は孤児院として、17世紀以降は学校として使用されたのち、現在はレストランとなっています。
ルーアンのおすすめレストラン
Simon
サン マクルー教会の周辺に広がる可愛い木組みの歴史ある家が並ぶ一角にあるのが、地元の人々も認める名店Simonです。
このレストランはお得なセットメニューが楽しめるランチにぜひ訪れてみてください。
テラス席も美しい街並みを眺めることができるので素敵ですが、店内で食事するのもおすすめです。
歴史を感じる建物の地下はまるで洞窟のようになっており、外観からは全く想像もしていなかったお洒落な空間が広がります。
ランチはメイン料理単品だと€16ですが、前菜、メイン、デザートのセットにしても€21もしくは€26!
ちょっとお得に名店のフレンチのコースが楽しめるのでおすすめです。
Foie Gras Pierre Champion
ディナーでおすすめするのはリーズナブルに名産の鴨料理が楽しめる名店Foie Gras PierreChampionです。
家族経営でアットフォームなこのレストランは、娘さんは多少英語OKですが口コミを頼りにここを訪れる外国人観光客は指差しでなんとか意思疎通する微笑ましい光景は日常茶飯事!
地元の常連さんが優しくおすすめを教えてくれたり、言葉のサポートをしてくれることもしばしばで特別な旅の思い出ができるレストランです。
このお店で注文すべきは、とっても珍しいフォアグラのパスタ!
一見マッチしそうにないフォアグラとパスタですが、これが絶妙なマッチでとても美味しいのでおすすめです。
ルーアンのおすすめホテル
みどころが多く、街並みもメルヘンでとっても可愛いルーアンはパリから日帰りも可能ですが日程に余裕があれば一泊してしっかり楽しみたいスポットです。
ルーアンに宿泊するなら駅前にあるお洒落なホテル、Best Western Plus Hotel de Dieppe 1880をぜひチェックしてみてください。
観光スポットへもアクセス便利で1人約5000円から宿泊できちゃう4つ星ホテルです。
まとめ
パリ近郊のジャンヌダルクゆかりの地、ルーアンの紹介でした。
パリとは違った魅力溢れるノルマンディー地方へフランス旅行の際はぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
海外旅行の際は保険の加入をお忘れなく!まだの方はエポスカードをチェックしてみて
コメント