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日本から直行便で約5時間で行けるベトナムは、料理も美味しく世界遺産も多い、山も海も楽しめるおすすめの観光スポットです。
日本と同じく、それぞれの都市に特徴があるので周遊旅行が楽しいベトナムのおすすめ観光都市を紹介します。
ベトナムの首都ハノイ
まだ記憶に新しいベトナム戦争（1961-75年)で勝利した北ベトナム戦争の首都にもなったハノイはB52戦勝博物館や軍事博物館、そして当時の収容所であるホアロー刑務所など戦時の歴史が残されている一方で、現在は人々の笑顔が素敵な人気の観光都市の一つです。
街の中心に位置するホアンキエム湖に浮かぶ島に建てられた玉山祠や、伝統芸能が楽しめるタンロン水上人形劇場、カラフルな街並みが可愛い旧市街などハノイにはたくさんの見所が詰まっています。
日本から直行便も就航するハノイは北ベトナムの地方都市に足を伸ばす際に拠点となる都市でもあります。
人気の少数民族が暮らすサパや、世界遺産のハロン湾へも公共機関が充実しているので周遊旅行を計画するのもおすすめです。
少数民族が暮らすサパ
ハノイから電車でもバスでも訪れることができる地方の人気スポット、サパには美しい伝統衣装に身を包むモン族など少数民族に出会えるユニークな都市です。
サパを訪問するなら近郊の村から少数民族の方々が大集結する土曜日がおすすめ！
可愛い子供達も含め夜遅くまで広場に集まり、お友達と遊んだり、ダンスを踊ったり、民芸品である刺繍が美しいバックやポーチを売っていたりと、まるでタイムスリップしたような彼らの生活が垣間見れるのが人気です。
サパ観光といえばハイキング！
山岳地帯に住む少数民族の村を、彼らに案内してもらったり美しい田園地帯を歩いたり大自然が満喫できる点が魅力です。
その中でもサパの多くの観光客が早朝からハイキングを楽しむスポットといえばベトナム最高峰のファンシーパン山（3143m）です。
富士山（3776m）より少し低い程度のこの山の頂上にはなんと大きく立派なお寺や大仏様も鎮座しているパワースポット！
登頂した者のみに与えられる絶景…と言われていましたが実は2014年ほぼ頂上までロープーウェイが開通したので、時間がない方、体力に自身のない方もここを訪れることができるようになりました。
ベトナムの絶景！
世界遺産のハロン湾
エメラルドグリーンの海に浮かぶ奇岩が織りなす美しいスポット、ハロン湾はまるで水墨画のような世界とも呼ばれるベトナム屈指の景勝地です。
遠く離れた隣国の中国は桂林から続いている石灰岩が長い時間をかけて浸食されることで生まれたこの美しい景色は、日帰りのクルーズもしくは宿泊クルーズに滞在して楽しめます。
またハロン湾にはカヤックで鍾乳洞を鑑賞したり、入江のビーチに上陸できるスポットもあるので水着の準備もお忘れなく！
そんなハロン湾は、ハノイからバスで約2時間半ほどの場所に位置し、宿泊クルーズに滞在する際はシャトルバスが運行している場合もあるので予約の際に確認しておくのがおすすめです。
おすすめの宿泊クルーズは、ハロン湾でも新しい豪華客船として知られるScarlet pealeです。
ハノイからシャトルバスも運行し、港では専用のラウンジでチェックイン！
3食提供される食事もとても美味しく、ベトナム旅行のハイライトとしてや新婚旅行など特別な滞在に大人気の客船です。
手漕ぎボートで巡るニンビン
ハロン湾でのクルーズも素敵ですが「陸のハロン湾」と呼ばれるニンビンの「チャンアンの景観複合体」も世界遺産に登録されている美しい風景が魅力の観光スポットです。
ハノイから1時間半とアクセスが便利で、チャンアン川下りでボートの上から約3時間程度で気軽に楽しめるのでより自由な旅やリーズナブルに楽しみたい方は、陸のハロン湾と呼ばれるニンビンをチェックしてみてください。
手漕ぎボートで奇岩の間を進んで行く川下りの途中には長い洞窟や、一旦下船してお寺を観光できたりと大自然をより間近で感じられる点、そして何よりフレンドリーな船頭さんと仲良くなれる点も魅力です。
またベトナム初の王朝の古都が置かれたホアルー観光もニンビンを訪れる観光客のお目当の一つです。
特に毎年旧暦の3月9日－11日にあたる3日間は国家無形文化遺産にも指定されているベトナムで最も古いお祭りホアルー祭りが開催されるので、この時期にニンビンを訪れる方は必見です。
ベトナム最後の王朝の街フエ
ベトナムの京都とも称されるフエはベトナム最後の王朝、19世紀〜20世紀に栄えたグエン朝（阮朝）の都が置かれた古都でこの時代に纏わる建物群は世界遺産にも登録されています。
フエの旧市街に残されている宮殿に加えて、第2代ミンマン帝が眠る帝陵、12代目カイディン帝廟が人気の見所で、それぞれ離れた場所にあるのでこれら全てを巡りたい方は現地ツアー必須です。
またフエの街を旧市街と新市街に分けるフォーン川は夜になるとライトアップされクルージングが楽しめるナイトスポットです。
伝統民謡を鑑賞したり、灯籠流しを体験できたりと昼間だけでなく夜遅くまで楽しめます。
フエを訪れる際は、国際空港のダナンから電車やバス、現地ツアーでのアクセスが便利です。
南北ベトナム国境のソンチュン村
ベトナム戦争時代に境界線とされた非武装地帯に位置する場所にあったソンチュン村の人々は、村を地下30mの場所に移すことで生き延びることに成功しました。
1966 年にトンネル計画が始まり、なんと1972 年初頭まで人々が暮らしたこのトンネル内では約60の家族が生活し、17人もの赤ちゃんが生まれたとされています。
このトンネルは丘の上に6つの入り口、そして東シナ海に向けて7つの出口が作られ、大きさは約２km
もあります。
そんなソンチュン村の人々を戦時中守り続けたこのトンネルはヴィンマックトンネルと名付けられ、現在は観光客に解放しており、実際に洞窟内部を探検することができます。
世界遺産の洞窟群フォンニャ
国際空港のあるハノイとダナンのほぼ中間に位置するフォンニャを1番便利に訪れることができるのは現地ツアーです。
他にも国内線のドンホイ空港を経由して訪れたり電車とバスを乗り継いで訪れることもできますが、田舎町のフォンガーは滞在先までの公共機関があまり充実していないのでツアーの利用が便利です。
そんなフォンニャのアクセスは少し不便ですが、それでも多くの観光客ここを訪れるお目当は世界遺産のホンニャンケバン国立公園にある洞窟群です。
日帰りで行けるまるで天国のような異次元の空間が楽しめるパラダイス洞窟、ボートで巡るなフォンニャ洞窟、水着を着てジップラインで訪れるダーク洞窟の他に洞窟内でテントを貼って数日かけて巡る洞窟ツアーなど珍しい体験ができるのでおすすめです。
ベトナム屈指の保養地ダナン
ベトナム中部を巡るのに便利な都市といえば日本から直行便も就航しているダナンです。
週末火を吹くドラゴン橋がトレードマークのダナンは、美しいビーチも多く国内外の観光客に大人気のホリデーリゾートです。
豪華なリゾートホテルも充実しているだけでなく、ダナンはシーフード天国として有名です。
ビーチ沿いのレストランの多くはたくさんの種類の海鮮が並ぶタンクがあり、食べたいものを自分で選んでオーダーできるシステムなので、ダナンを訪れた際はぜひシーフードレストランも楽しんで見てはいかがでしょうか。
またダナンにはベトナムで人気のリゾート開発企業、サングループが手がけるサンワールドが2つあります。
ビーチ沿いにあるサンワールド ・ダナン・ワンダーズと、観光客に大人気のサンワールド・バナヒルズです。
ゴールデンブリッジとも神の手とも呼ばれ今インスタグラムで話題となっているのはサンワールドバナヒルズですのでお間違えのないように！
またサンワールドバナヒルズには、世界で最も長いギネス記録を持つケーブルカーでのアクセスです。
ケーブルカーは全部で3つあり、サンワールドの敷地内のホテルに滞在する方以外はケーブルカーのホイアン駅からフラワーガーデン行きに乗れば、神の手経由で、その他アトラクションにアクセスできます。
ロマンチックなランタンの街
ホイアン
ベトナムで日本人に人気ナンバーワンの観光スポットといえば、カラフルなランタンが美しい世界遺産の街ホイアンです。
ダナンから約1時間でアクセスできるホイアンは江戸時代に交易が盛んに行われた日本人にとっても所縁ある場所です。
ホイアンを訪れる多くの観光客のお目当は、日没とともにランタンの光が灯る旧市街のライトアップ！
トゥボン川からボートに乗って楽しんだり、川沿いに並ぶローカルフードを食べながらロマンチックな景色を鑑賞したり、幻想的な世界が広がります。
またホイアン郊外の村ココナッツ村は、ベトナム漁のボート体験ができる人気のアトラクションスポットです。
この村には至る所にボート乗り場がありますが、どこから乗っても同じルートで投網漁やバスケットボートの高速回転ショー、カラオケが見学できます。
実はこのボート、形が丸いのでまっすぐ進むのも一苦労です。
にも関わらず笑顔が素敵な船頭さんは、言葉が通じずとも外国人観光客とのコミュニケーションはバッチリで心温まる時間が過ごせるのも魅力の一つ！
他のボートより早く進みたい負けん気の強い船頭さんに当たった場合はぜひ、パドルを持って協力してあげてくださいね！
800年前の遺跡が残るミーソン
ホイアンから約40kmの場所に位置するミーソンは、2世紀〜14世紀に栄えたチャンパ王国の宗教の中心地です。
あの有名なアンコール王朝を陥落させるほどの力を持っていたチャンパ王国の偉大さは、このミーソンを訪れた方なら納得！
ベトナム戦争時の空爆で破壊されている部分もありますが、現代の技術を持ってしても説明できないとされる、接着剤を一切利用せずに積み上げられた煉瓦建築はとても素晴らしく、神聖でピースフルな雰囲気に包まれています。
また敷地内のステージでは１日４回ほどチャンパ王国にまつわる民族舞踊が鑑賞できるのでお見逃しなく！
ベトナムに残る多くの歴史的建造物は中国やフランス文化の影響を受けたものが多いですが、チャンパ王国はヒンドゥー教国家であったためインドの影響を強く受けています。
ベトナム最大の都市ホーチミン
ベトナム最大の都市ホーチミンは、これぞベトナムといった活気と原付バイクに溢れたパワー溢れる都市です。
国際空港の就航するホーチミンは、ハノイとは異なり一年中常夏な気候で冬の旅行先にもおすすめのスポットです。
ベトナム戦争の際、南ベトナムの首都が置かれ、都の陥落で北ベトナムに統合されたタイミングでサイゴンという地名からホーチミンに改名されました。
このような背景からホーチミンに住む人々は、今もなおサイゴンという呼ぶ方が好まれるので旅行の際は覚えておくと現地の方と話す際、喜ばれます。
そんなホーチミンにもたくさんの戦時中の爪痕が残されており、ベトナム戦争の背景が学べるホーチミン作戦博物館、戦争終結の地である統一会堂、秘密通路が残るホーチミン市立博物館などが観光客に人気のスポットです。
そんなホーチミンも現在はおしゃれなカフェやショッピングが楽しい大都市の一つです。
物価も安く、グルメも日本人の口に合うホーチミンは今弾丸ツアーも人気なリーズナブルな旅行が楽しめるスポットです。
アジア最後の秘境フーコック島
ベトナムの離島でまだ手付かず自然が残るアジア最後の秘境と呼ばれるフーコック島は、島の北部にリゾートホテルが誕生し、観光客も気軽に訪れることができるスポットとなりました。
海に囲まれた離島のフーコックはシーフードが美味しく、特に多くのホテルリゾートからシャトルバスも運行するナイトマーケットにはシーフードレストランが大終結！
フーコック島を訪れたなら外せないスポットです。
また手付かずの自然が残るフーコック島はダイビングやシュノーケリングの聖地です。
時期によって、おすすめポイントが潮の流れで変わるので、現地ツアーで楽しむのがおすすめです。
フーコック島北側にはベトナム最大のリゾートチェーン、ヴィンパール社の手がけるサファリやホテル、遊園地が一箇所に集まった複合施設やフランス植民地時代に利用されたココナッツ刑務所など小さな島ですが観光スポットも充実しています。
まとめ
日本から直行便で5時間のベトナムにはたくさんの世界遺産があり、それぞれの都市に特色ある何度訪れても新たな発見がある国の一つです。
グルメ旅にもショッング旅にもプチ贅沢なリラックス旅行にもぴったりなベトナムは物価も安く笑顔溢れる素敵な場所です。
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