ローマ、エルサレムとともにキリスト教の3大巡礼地のサンティアゴ・デ・コンポステーラは、1000年以上も前から多くの信者が巡礼路を歩いて目指す聖なる地!
現在も巡礼路にある貝殻のマークを頼りに聖ヤコブ(スペイン語:サンディアゴ)が眠るサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を多くの人々が目指します。
特にヨーロッパ各地から続く巡礼路のうちフランス道のスペイン区間は、世界遺産にも登録され人気のルートとなっています。
またサンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街も世界遺産に登録されており、2014年に安倍元総理大臣が日スペイン首脳会談の会場ともなりました。
聖ヤコブが眠る大聖堂
旧市街の中心にあるオブラドイロ広場に佇む立派なロマネスク様式こそサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂です。聖ヤコブはこの大聖堂の地下に安置されています。
この大聖堂は無料エリア、有料エリアに分かれており4つの入り口が設けられています。1番の見どころ「栄光の門」は事前に無料の招待状を入手することで見学できます。
当日ウォークインで無料見学できる場所は大聖堂の内部のみで、聖ヤコブの像が祀られているチュリゲラ様式の煌びやかな中央祭壇などが見どころです。
大聖堂内にある小さな階段を降りた場所には聖ヤコブの遺骸が納められた棺を実際に見学できるのでお見逃しなく
また有料のエリアは屋上見学や、回廊、そしてゴヤのタペストリーなどが展示された博物館となっています。
アバストス市場
サンティアゴ・デ・コンポステーラの台所といえば、活気ある大きなアバストス市場!
野菜と果物エリア、魚エリア、肉エリアに分かれローカルフードがずらりと並べられ現地の人々で賑わいます。
豪快に吊るされたイベリコ豚のハムやソーセージなど、スペインらしい光景を眺めているだけでワクワクするこの市場の大部分は建物の中にあるので、雨の日の観光にもぴったりです。
そんな市場には食事ができるエリアもあります。
特におすすめは新鮮なシーフード料理が楽しめるMARISCOMANIA !
お店のメニューから選ぶこともできますが、このレストランでは市場で購入した海鮮を1人5ユーロのサービスチャージを支払えば調理してもらえちゃいます。
味付けは素材が1番美味しく食べられるおすすめの調理法絶妙な火加減で、ベストの状態で提供されるので何を頼んでも外れなし!
ちなみに海鮮の中でも魚、タコ、イカは調理不可となているのでご注意ください。
旧市街
アバストス市場の周辺に広がる旧市街は、中世の街並みが残る細い路地が迷路のように続きバルやレストランそしてブティックなどが立ち並びます。
サンティアゴ・デ・コンポステーラのショップではホタテ貝の殻が売られているのをよく見かけますが、これはこの地のシンボルで巡礼者の多くがバックパックにつけるアイテムになっています。
スペイン最古の名門大学
1495年にカスティーリャ王国の大学として設立されたサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学はスペイン最古の名門大学の一つです。
1509年にはローマ教皇ユリウス2世の承認を受け、クレメンス7世の時代には教皇勅書が与えられています。
500年以上の歴史を持つ威厳がある大学の建物はとても見応えがあり、キャンパスの中庭は一般の観光客にも見学できるよう解放されています。
おすすめホテル
15世紀の歴史あるホテル
巡礼地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラはホテルも大変充実しています。
その中でも最も格式高く、多くの観光客が1度は泊まってみたいホテルとして名高い人気ホテルこそ国営の5つ星のパラドール デ サンティアゴ デ コンポステーラ です。
15世紀に建てられたこのホテルは大聖堂のすぐ隣あり、外観だけではなくアーチの形をした天井やタペストリーそして美しい装飾品などオリジナルの特徴が保存され、まさに中世の時代にタイムスリップしたような素敵なひとときが過ごせます。
気軽に泊まれるおすすめホテル
5つ星のパラドールも素敵ですが、サンティアゴ・デ・コンポステーラには気軽に滞在できるおすすめホテルももちろんあります。
その中でも、ビルセ ダ セルサ は200年の歴史を持つ建物にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラらしさを感じられる人気のホテルです。
大きな中庭を見渡せる部屋での朝食は、まるでサンティアゴ・デ・コンポステーラのお宅にお呼ばれしたようなアットホームな時間が過ごせる点もこのホテルの魅力です。
まとめ
世界遺産の聖なる美しい街サンティアゴ・デ・コンポステーラの紹介でした。
巡礼路を100km以上歩くと公式証明書「コンポステラーノ」が貰えることから、近年日本人観光客もラスト100kmを歩くツアーが大人気です。
キリスト教徒以外の方も楽しめるサンティアゴ・デ・コンポステーラに一度足を伸ばして見てはいかがでしょうか。
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