白雪姫城とローマ遺跡と子ブタの街！スペインのセゴビア

マドリードから電車でたった30分の場所にあるセゴビアは古代ローマ時代に作られた美しい水道橋、ディズニーの白雪姫のお城のモチーフとなったセゴビア城、そして美しい大聖堂の3大観光スポットを持つスペイン人気の観光地！

さらには貴重な子ブタの赤ちゃんの丸焼きが楽しめるグルメスポットとしても知られるセゴビアの魅力詳しく紹介します。

古代ローマの傑作 水道橋

全長は813m、最も高い部分は28.5mにも及ぶこの巨大な花崗岩を規則正しく積み上げて作られた水道橋は約2000年も前の古代ローマ、トラヤヌス帝時代に作られたものです。

その後何度か修復がされたものの1９世紀まで現役でセゴビアに水を供給し続けた驚くべき建築技術は、石の重みだけで固定された128のダブルアーチを持つ美しい最高傑作！

この超人技で建てられた水道橋は悪魔が作ったのではないかと囁かれ、別名悪魔の水道橋とも呼ばれていたそうです。

橋の中心部には悪魔が石を積み残した場所があったためセゴビアの守護神、聖母マリアの像がここに置かれたとされています。

現在この美しいセゴビアの水道橋は世界遺産に登録され、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

広場から見上げる水道橋も美しいですが、ぜひ脇にある階段を登って展望台から眺めも楽しんで見てください。

ちなみに聖母マリア像は展望台前のゲート部分にも掲げられているのでぜひ注目してみてください。

白雪姫のお城 セゴビア城

ディズニーのお城のモチーフといてば、南ドイツにあるシンデレラ城のモチーフとなったノンシュバンシュタイン城が有名ですがセゴビアには白雪姫のお城の基となるセゴビア城があります。

セゴビア城（イスラム語：アルカサル）は、11世紀に建てられたカスティーリャ王家の歴代の王族が居住していたお城で、あのスペイン黄金時代へと導いたイザベラ女王も暮らしていた場所です。

1番の見どころでもある「ガレーの船の間」はガレー船をひっくり返したような天井から名付けられたもので、大航海時代の繁栄を物語るかのような煌びやかなイスラム様式の装飾が印象的です。

またこの部屋の壁には1474年のイザベラ女王戴冠式の様子がフレスコ画で描かれている点にもぜひ注目して見てください。

「王座の間」には遡ることカスティーリャ王達の像が煌びやかな王座に鎮座しており、ここセゴビアの王国時代の迫力を感じます。

これだけ立派なお城の入城料は6ユーロ！外観も素晴らしいですがぜひ内部も見学してみてください。

貴婦人の大聖堂

水道橋、セゴビア城と並んでセゴビアの3大観光スポットとなっているのが貴婦人の大聖堂ことセゴビア大聖堂です。

なぜこのようなニックネームで呼ばれるようになったかというと、その姿がまさに中世の貴婦人が履いていた膨らんだスカートにそっくりだからだそうです。

中世ヨーロッパの晩餐会などで貴婦人が着用している姿を一度は目にしたことがあるかと思いますが、このスカートはスペイン発祥のベルチュガダンが起源といわれています。

セゴビア大聖堂が建てられたのはカルロス1世の時代、ルネサンス期です。にもかかわらずゴシック様式で建てられたこの大聖堂はスペイン最後のゴシック建造物です。

内部はステンドグラスから差し込む光が暖かく照らすピンクの石灰石の柱が美しく、こちらも貴婦人というニックネームがぴったりな気品ある大聖堂です。

セゴビア旧市街

水道橋とともに世界遺産に登録されているセゴビアの旧市街は歴史的建造物が残る、まるで博物館のようなスポットです。

多くの建物にはイスラム様式の影響を受けた幾何学模様の装飾が施され、一つ一つ全く異なるデザインなのでこれを眺めながらお散歩するのもワクワクします。

ひときわ目を引くのが棘の家と呼ばれるまるでドリアンのようなユニークな建物！

15世紀のフエンサリーダ伯爵が建てデラホズ家が暮らした邸宅です。

子ブタの街 セゴビア？！

セゴビア旅行で欠かせないグルメ、子ブタの丸焼きはマストで食べておきたいセゴビアグルメです。

子ブタの中でもまだミルクしか飲んでいない貴重な赤ちゃんブタを使用するので、とってもミルキーでやわらかく臭みが全くない絶品料理！

おすすめの名店はセゴビア城近くにあるMeson Don JIMENOです。

地元の方だけでなく多くの旅行者がここの子ブタの丸焼き（suckling pig）を求めて賑わう名店です。

まとめ

マドリード近郊の見どころに溢れた世界遺産の街、セゴビアの紹介でした。

アクセスもとっても便利なセゴビアへスペインの絶景を見に出かけて見てはいかがでしょうか。

マドリードからのアクセス：

電車：約30分（チケットを検索）　車：約1時間