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スペインから海を渡らずとも島国のイギリスに行ける方法があります!それがジブラルタルです。
スペインと陸続きでありながら、イギリスの法律のもと多くのイギリス人が暮らしているエリアです。
そんなジブラルタルへスペイン旅行とぜひセットで訪れてみてはいかがでしょうか。
ジブラルタル海峡って
どんなとこ?
イギリス領となった経緯
ジブラルタルがスペインからイギリス領土となったのは、スペイン継承戦争及び英仏植民地戦争後に締結された1713年のユトレヒト条約により割譲されたのが始まりです。
その後1967年にイギリス残留もしくはスペインへの返還どちらを希望するか住民による選挙が行われた結果、なんと住民はイギリスに残ることを選んだ為に現在もイベリア半島の一部はイギリスの領土のままとなっています。
ジブラルタルはイギリスそのもの
イギリス領土のジブラルタルでは、通貨はポンド(ユーロも使用可能ですがレートは悪いです)でスーパーもドラッグストアもほとんどがイギリスのお店です。
イギリスの人気ブランドの紅茶やショートブレッドなど日本人にも人気のイギリス製品が購入できちゃいます。
もちろんイギリスらしい真っ赤な電話ボックスだって街で見かけることができちゃいます。
ちなみにコンセントの差し込み口はスペインの2つ穴タイプ、イギリスの3つ穴タイプ両方のタイプが存在するので、ジブラルタルに宿泊する際は両方準備しておくのが賢明です。
ジブラルタルへの行き方
スペインから陸路でジブラルタルへアクセスする場合は、入国審査が必要です。パスポートの準備をお忘れなく!
車でも徒歩でもジブラルタルへは入国可能ですが、車の場合は長蛇の列が連日できているので時間には余裕を持って計画を立てるのがおすすめです。
渋滞が酷い時は出入国に3時間必要なこともあります。入国審査の前には駐車場もあるので列があまりにも長い場合は、駐車場に車を停めて徒歩で入国するのもおすすめです。
車で入国する際は2つのレーンに別れており持ち込み品の申告が必要な人、必要ない人に別れて並びます。
無事に車で入国できた際、ジブラルタル内のモリソンズというスーパーの駐車場は無料で利用が可能です。(利用する際はスーパーでお土産か飲み物などを購入するのが良いかもしれません)
レンタカーで越境する場合は、レンタルする際にその旨伝えておくことお忘れなく
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ジブラルタルの見どころ
滑走路を横断
実はジブラルタルには国際空港があり、イギリス及びモロッコからのみ直行便でアクセスできます。
ジブラルタル空港があるのは入国審査を通過後、徒歩で約5分の場所です。
そんなジブラルタル空港の滑走路はなんと一般道(ウィンストンチャーチル通り)と交差する世界でも珍しいスポットに到着です。
滑走路を徒歩や車で横切るなんて、ここでしか経験できない貴重な体験!
1日数便ですが飛行機の迫力ある離発着が間近で見れることもあります。
ちなみそんな滑走路を持つジブラルタル空港は、すぐ近くの大きな岩山ザ ロックのギリギリを飛行することも相まってヨーロッパで1番危険な空港とも呼ばれています。
ランドマークのザ ロック
そんなパイロット泣かせの岩山こそジブラルタルのラウンドマーク、ザ ロックです。
いくつもの時代を超えてこの地を見守り続ける壮大で強靭なザ ロックには
As safe as the Rock (ザ ロックのように安心な)
という諺がありますが、これに永遠の愛の誓い込めてジョンレノンとオノヨーコが結婚式の会場をジブラルタルに選んだのではという説は有名です。
ロープーウェイで崖登り
ザ ロックへは徒歩で登ることもできますが、頂上までは大人の足で2時間半は必要と言われています。
標高426メートルはは山頂付近(標高412メートル地点)までケーブルカーでもアクセスできます。
ケーブルカーから見下ろすジブラルタル海峡はとてもロマンチック!できれば海側にポジションを取るのがおすすめです。
また、ケーブルカーのチケットはネーチャーリザーブ(ネアンデルタール人時代からあったとされる洞窟などのある自然保護区)の入場やドルフィンアドベンチャーがセットになったチケットもあります。
野生の猿と記念撮影
ケーブルカーの山頂駅付近にはヨーロッパでは唯一の野生の猿が暮らしています。
スペインと長年にわたりこの地の主権を争ってきたイギリスにとって猿たちはとても大切な存在で、
「猿がいる限りイギリスの統治が続く」
と言い伝えられイギリス軍にに守られる対象だそうです。
大パノラマの大絶景
ケーブルカーを降りてからは尾根沿いを階段を登って迫力満点の頂上を目指します。
360度見渡せる展望台からはスペインのアンダルシア地方、さらには晴れた日には海峡を越えた先にあるアフリカ大陸まで見渡せる大絶景が広がります。
ジブラルタルの空中散歩
山頂には足がすくんでしまいそうな空中散歩ができるスポットも設けられています。
360度以上の絶景を楽しみたい方はぜひトライしてみてくださいね。
スリル満点の崖下り
ケーブルカーは片道の購入も可能です。
1時間半程度で崖を下るスリル満点な体験ができるので時間がある方はぜひ徒歩で戻るのがおすすめです。
写真ではあまり伝えられませんが、崖下りに利用する階段の傾斜はとっても高く備え付けのロープなしでは前に進めません。
時折イギリス軍の方が軽快に駆け下りていきますが、熟練の技に感心するほど!
ちなみに高所恐怖症の方は無理せずケーブルカーをご利用ください。
英雄ネルソンにご挨拶
イギリスの英雄ネルソン提督はトラファルガーの戦いでイギリスで勝利をもたらしたものの本人は戦死してしまいました。
彼の遺体がイギリスに戻る前に処置を施され、安置された場所がジブラルタルです。
現在はその地に彼のモニュメントが建てられ、イギリスの戦死者を追悼する際に捧げられるポピー(赤いヒナゲシ)が常に備えられています。
メインストリートでお買い物
ジブラルタルのメインストリートはイギリスブランドのお店がずらりと並ぶショッピングスポットです。
高級スーパのM&Sや日本を撤退したTOPSHOP、子供服が人気のNEXTなどまさにイギリスを最も感じるエリアの一つです。
まとめ
スペインからあっと言う間にいけちゃうイギリス、ジブラルタルの紹介でした。
ジブラルタルは自然にショッピングに見どころ満載です。
ぜひ一泊してイギリス旅行、スペイン旅行、両方楽しんでみてはいかがでしょうか。
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