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アンダルシア地方最大の都市セビリアは、ヨーロッパでは貴重な年間を通して温かい気候の人気観光都市の一つ!夏はもちろん冬でも観光が楽しいおすすめスポットです。
アラブ人の文化を取り入れた独自の文化を持つアンダルシア地方の旅行の拠点にぴったりなセビリアの魅力を紹介します。
セビリアってどんな街
8世紀もの長い間シブラルタル海峡を渡ってやってきたアラブ人に支配されたアンダルシア地方のセビリアは、イスラム文化の影響が色濃く残るムデハル様式の建物が残る都市の一つです。
その一方で、スペインの無形文化財にも指定されるフラメンコはここセビリアが発祥、さらにスペイン名物の闘牛もアンダルシア地方で生まれたとされています。
また、スペイン最盛期に世界一周を果たしたコロンブスが眠っているのは、セビリアの大聖堂!
さらにスターウォーズなど映画のロケ地にもなったセビリアは1日では周りきれない見どころ満載の観光スポットです。
セビリアおすすめ
観光スポット
スペイン広場
スペイン広場のシンボル、ムデハル様式の建物はセビリア出身の建築家アニバル・ゴンザレスが1929年に開催されたイベロ・アメリカ博覧会の会場として設計したものです。
現在はアンダルシア州政府のオフィスとして活用されていますが、度々映画のロケ地として使用され世界中から注目を浴びているスポットです。
ここで撮影された特に有名な作品といえば、
- スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
- アラビアのロレンス
広場に溢れるカラフルな陶器の装飾はとても美しく見応えがあり、4つの橋が架けられた水路からボートに乗って鑑賞するのもおすすめです。
アルカサル
イスラム宮殿を改装して14世紀に建てられたアルカサルは、イスラム装飾を残しつつ壮大なゴシックやルネサンス様式で改修されたカスティーリャ王国の宮殿です。
1番の見どころはペドロ1世宮殿です。この宮殿を建てたペドロ1世は大のイスラム文化好きで、あの有名なアルハンブラ宮殿を意識して設計したとも言われています。
ペドロ1世宮殿の他にも後のアルフォンソ10世の増設したゴシック宮殿、さらには7つの見応えある庭園などアルカサルの広い敷地内にはじっくり見て回るなら1時間以上は時間を取っておきたいスポットです。
入り口には無料の地図も配布されているので、これを確認しながら見学するのがおすすめです。
セビリア大聖堂
セビリア大聖堂はスペイン最大、世界で3番目に大きな大聖堂で、大西洋を渡り初めてアメリカ大陸への航路を発見した偉大なコロンブス眠っているとされる場所です。
大聖堂内では黄金に輝くコロンブスの彫刻が施された祭壇や、スペインの画家ゴヤなどの作品を見学でき、70メートルの高さに展望台があるヒラルダの塔に登れば美しいセビリアの街が一望できます。
大聖堂前からはスペイン広場を回る観光用の馬車が待機しています。セビリアの2大観光スポットを効率よく周りたい方にはおすすめです。
コロンブスのモニュメント
セビリアには大聖堂以外にも彼を讃えているコロンブスのモニュメントがムリーリョ公園内に建てらえています。
黄金の塔
セビリアの街を川からの敵の襲撃から守る目的で建てられた黄金の塔は、イスラム時代に建てら得た要塞です。
川に映ると黄金に輝いて見えることから、黄金の塔と呼ばれるようになりました。
もともと1番下の12角形の塔のみでしたが、12世紀に2段目の小さなの塔が、さらに1760年に1番上の円柱部分が追加され今の姿となりました。
セビリアの発展を見守り続けてきた塔は現在、海洋博物館として利用されておりコロンブスの大西洋横断時に乗船したサンタマリア号の模型など400点にも及ぶ歴史的資料が展示されています。
マエストランサ闘牛場
闘牛発祥の地とされるアンダルシア最大の街セビリアにあるマエストランサ闘牛場は最も格式高く、いわゆる花形の闘牛士が登場する一級闘牛場です。
動物愛護団体により闘牛は動物虐待であるという主張があり賛否両論ありますが、一方で闘牛はスペインの伝統文化の一つでもあります。
バルセロナなど閉鎖される闘牛場も増えていますが、マエストランサ闘牛場は毎年3〜10月のシーズン期には迫力ある伝統競技が鑑賞できます。
ロス・ガリョス
セビリアで本格的なフラメンコショーを見るなら老舗タブラオ(フラメンコが観れるステージ)のロス ガリョスがおすすめです。
国内外で活躍する有名なアーティストが出演する、まさにプロの演技が鑑賞できます。
ショーは1日2回、20:30と22:30開始 約1.5時間で1ドリンク込み35ユーロ、公式HPよりチケットが購入できます。
メトロポール・パラソル
大聖堂の北部にあるエンカルナシオン広場にあるモダン建築、メトロポール・パラソル通称セビリアのマッシュルームは1990年に着手した都市再開発の際、ドイツの建築家ユルゲン・マイヤー氏の案が採用されたもので世界最大の木造建築!
6つのキノコが繋がったような不思議な形をした建物です。
工事を開始した際、地下からはローマ時代、イスラム時代の遺跡が見つかったことで、地下は遺跡展示の博物館、1階は開発前からこの場所にあった市場、2、3階はレストランとなっています。
また屋根の部分はなんと展望台になっておりセビリアの5感で感じるセビリアのショーと共に見学できるようになっています。
大聖堂含めセビリアの旧市街が一望できるこの展望台は日が沈んで訪れるのがおすすめです。
カラフルにライトアップされた屋根はため息が出る美しさです。
セビリアのおすすめグルメ
PELAYO
スペインの美食の都市としても知られるセビリア旅行の際は、スペイン伝統食文化バル巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
バルは日本の居酒屋のような場所でタパス(小皿)料理が楽しめる場所です。
セビリアで常に行列ができるおすすめのバルは牛の剥製が目印の PELAYO です。
ローカルの人で賑わうバルですが、スタッフはとてもフレンドリーで旅行客も安心して楽しめます。
特におすすめは、リーズナブルな最高級のイベリコハムと缶詰とは全く違うサーディーン(イワシ)のタパスです。
噛めば噛むほど味が出るイベリコハムは注文を受けてからカットされるので程よく柔らかい絶妙な食感がたまりません。
またサーディーンのタパスはイワシの旨味が楽しめる程度に塩漬けされ、たっぷりのアボカドペーストが塗られたスペインのパンとの相性が絶妙です。
Taberna La Sal
スペイン南部のセビリアでは本マグロが楽しめるエリアの一つです。そんなセビリアにある本マグロ専門レストランといえば Taberna La Sal です。
値段はそこまで高くありませんが、とっても雰囲気の良いレストランなのでちょっとお洒落をして出かけるのがおすすめです。
このレストランでは新鮮な海鮮はもちろん、やはり本マグロ料理が充実しています。
おすすめは本マグロの希少部位を少しずつ楽しめる盛り合わせ!
どの部位も全く臭みはなく、いろいろな食感が楽しめてとても美味しいです。
スペインでは、セビリア含め刺身を提供するレストランが多いです。
スペイン流で食べるなら粗塩で魚本来の味を楽しみながら食べるのが一般的ですが、最近はどこのお店でも醤油やわさびが添えられていることが多いです。
Taberna La Sal ではマーブルが美しい本マグロの大トロがリーズナブルに楽しめるのでおすすめです。
Hiyoki
せっかく本マグロを楽しむなら、寿司で楽しみたいという方におすすめなのが、セビリアで人気の日本食レストランHiyokiです。
ヨーロッパで日本食レストランに行くとお米が残念だったり、ネタが新鮮でなかったり…といった経験がある方も多いかと思いますが、Hiyokiは日本人も認める美味しいお寿司が楽しめるレストランです。
本マグロのお寿司もここセビリアではとってもリーズナブルでお得です。
まとめ
スペイン南部、アンダルシア地方の独自の文化と歴史が残る美しい都市セビリアの紹介でした。
見どころの多いセビリアではホテルに滞在し、美しい街のライトアップや本場のフラメンコなどナイトライフもぜひ楽しんでみてはいかでしょうか。
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