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ポルトガルの首都リスボンは観光もグルメも楽しいおすすめの旅行先!
そんなリスボンで楽しめる10の事を紹介します。
エッフェル塔?!
エレベーターに乗る
リスボンの市街地に突如現れるこのロボットのような建物こそ、リスボン名物サンタ・ジェスタのエレベーターです。
この重厚感ある佇まい、どこかエッフェル塔を連想させさせるような造りですがそれもそのはず、設計者はエッフェル塔を設計したエッフェル氏の弟子ポンサルドによって建てられたものです。
そんなサンタ・ジェスタのエレベーターは勾配の激しいリスボンの市民の足として1902年に完成し当初の蒸気稼働から電動稼働へと変更を加えられたものの、現在も現役のエレベーターです。
この鉄格子でできた建物内には2機の最大24名が入れる木製のエレベーターがあり、路面電車とメトロ共通一日乗車券やお得な観光チケット、リスボンカードでも乗車することができます。
また最上階には螺旋階段があり、ちょっとスリルある展望台へと続いているのでお見逃しなく。
ヨーロッパの街並みを楽しむ
リスボン大聖堂
1147年に初代ポルトガル王のアフォンソ・エンリケスにより着工したリスボン大聖堂ことサンタ マリア マイオール デ リシュボア大聖堂は1310年に完成したリスボン市内で最も古い教会です。
1755年のリスボン大地震の際に主礼拝堂や回廊が廃墟となってしまいましたが、20世紀にようやく修復されて現在は中世の時代の姿に蘇っています。
サン ジョルジェ城
アルファマ地区にあるサン ジョルジェ城とその周辺は500年以上もの歴史があるリスボンで最も古い街です。
サン ジョルジェ城はローマ人の要塞として建てられた後イスラム王朝支配を受け、レコンキスタ(国土回復運動)を経て歴代ポルトガル王の宮殿として利用されていたもので、現在は城壁歩きが楽しめるロマン溢れる人気観光スポットとなっています。
ポルトガル大航海時代を感じる
ジュロニモス修道院
ジュロニモス修道院はベレンの塔と共に「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」として世界遺産に登録されている大航海時代の繁栄の象徴とも言える建物です。
ヨーロッパ人で初のインド航路を発見したポルトガルの英雄ヴァスコダガマがインドから持ち帰った香辛料を資金に建てられたジュロにモス修道院は、マニュエル様式と呼ばれる贅沢な装飾が印象的な立派建物で、ヴァスコ・ダ・ガマの棺が安置されている場所としても有名です。
ベレンの塔
ベレンの塔はヴァスコダガマの功績を讃え海上帝国としての繁栄が続く事を願いマヌエル1世によって建てられたものです。
記念碑としてだけでなく、テージョ川に出入りする船を監視する要塞としての機能を果たしていたベレンの塔は高さ53mです。
塔の内部は見学可能で、王家の間やチャペル、そして屋上の展望台などみどころ満載です。
発見のモニュメント
ベレンの塔のそばにある発見のモミュメントはヴァスコダガマと並びポルトガルが海上帝国となる上で重要な役割を担ったエンリケ航海王子没後の500年を記念して建てられた記念碑です。
船の帆をイメージした発見のモミュメントには33体もの人物像があり、エンリケ航海王子はもちろんヴァスコダガマそして日本にも布教にやってきたフランシスコザビエルなど歴史の教科書に登場する人物が勢ぞろいしています。
ちなみに発見のモミュメントもエレベーターで展望台に登ることができるのできになる方はお見逃しなく。
コメルシオ広場
ジョゼ1世の銅像と、ヴァスコダガマなどポルトガルの英雄が彫られた立派な勝利の門が印象的なコルメシオ広場はもともと大航海時代の貿易の窓口として、港関係の建物や宮殿が立ち並ぶ要所として栄えた場所でした。
しかし大聖堂と同じく大地震で大火と津波で壊滅的な被害を受け、廃墟となったバイシャ・ポンバリーナ地区の再開発に名乗りをあげたのが勝利の門に彫られている英雄の一人、当時の王ジョセ1世の宰相ポンバル侯です。
彼は大航海時代の繁栄を取り戻すべく再開発に力を注ぎ、多くの貿易関係の建物は再建されましたが、もともと宮殿のあった場所には170メートル×170メートルの立派な広場を設けこれが今のコルメシオ広場です。
美しいアズレージョを鑑賞
アズレージョ美術館
ポルトガルの街並みの特徴の一つでもあるアズレージョを鑑賞するなら修道院リノベーションした国立アズレージョ美術館がおすすめです。
アズレージョはポルトガル語でタイルを意味し、元々はイスラム文化の影響で15世紀に色とりどりのタイルで建物を飾るようになった事がはじまりです。
17世紀以降になって青単色のものが主流となりポルトガル独自のスタイルとして定着しました。
国立アズレージョ美術館では新旧バージョンのアズレージョが鑑賞できるだけでなく、1500年代に建てられてた美しい修道院の回廊などが楽しめます。
サンタルジア教会
アルファマ地区にあるサンタ ルジア教会も美しいアズレージョが描かれたスポットです。
教会の壁には大地震前のリスボンの街並みと聖ジョージ城をキリスト教徒が攻撃している様子が描かれたアズレージョがあります。
また教会そばの展望台にも大規模なアズレージョが施されており、多くの観光客が美しい海を眺めながらくつろぐポルトガルらしいスポットとして知られています。
リスボンの絶景を鑑賞する
サン ペドロ デ アルカンタラ展望台
7つの丘からなるリスボンにはたくさんの絶景ポイントがありますが、中でもサンセットにおすすめなスポットといえばサン ペドロ デ アルカンタラ展望台です。
ちなみにここは「消臭力」のCMで少年が熱唱していた展望台!
あのお馴染みの景色に出会えるサン ペドロ デ アルカンタラ展望台はサンセット時になると茜色に染まったロマンチックなリスボンの街並みが楽しめるので旅のハイライトに訪れるにはぴったりです。
サンタ エングラシア教会
サンタ エングラシア教会は現在はポルトガルの大統領や、有名な作家、そして伝統文化ファドの歌手など国内の著名人が祀られている国立パンテオンとなっています。
高台に建つ大きなドームが印象的なこのパンテオンは、最上階の美しいリスボンの海が見渡せるテラスがあり人気の絶景スポットとなっています。
近郊の町シントラを目指す
リスボンを訪れる際はイスラム建築のムデハル様式で建てられたペーナ宮殿が印象的な世界遺産の街シントラへもぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
イギリスの詩人が「この世のエデン」と賞賛したシントラはリスボンからだと日帰りでも現地ツアーなどを利用して気軽に訪れる事が可能です。
またシントラを訪れた際はチョコレートの小さなカップで提供される名産のチェリー酒を楽しむのもお忘れなく!
美味しいポルトガル料理に舌鼓
旅行の楽しみといえばローカルグルメ!
ポルトガル料理は魚介類をふんだんに使用したものも多く、旨味がきいた優しい味付けは日本人がハマるおすすめのヨーロッパ料理の一つです。
気軽にポルトガル料理を色々楽しみたい方にオススメなスポットといえばTime outです。
大きなフードコートの両脇にはたくさんの店舗が立ち並び気軽に気になる料理を色々頼めるのでオススメです。
ポルトガルタルトを堪能する
ポルトガルといえばパステル・デ・ナタことポルトガルタルトも一度は食べておきたい名物グルメです。
専門店に行けば焼きたてのまだ温かい状態のものが食べれるので、ペストリーで買うよりおすすめです。
特にリスボン市内にあるPastéis de Belémでは、ポルトガルタルト発祥の地と呼ばれるジェロニモス修道院のレシピが引き継がれた元祖の味が堪能できると国内はもちろん世界中で愛される人気店です。
ポルトガルワインで至福の時間
首都リスボンではポルトガル各地で生産されるワインが充実し、リーズナブルに楽しめるのでワイン好きにはたまらないスポットです。
第二の都市ポルト近郊で生産される世界3大酒精強化ワインの一つ甘口のポートワインや、微炭酸が爽快な白ワイン、ヴィノノヴァーデなど特徴あるワインが充実しています。
またリスボン近郊のワイナリーへの現地ツアーもあるので、ワイン好きの方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
ポルトガルの首都リスボン旅行に出かける際、楽しみたい9つのことの紹介でした。
リスボンは路面電車やケーブルカーなど公共機関が充実していて観光客に優しいとても便利な旅行先です。
また物価も日本に比べるととても安く5つ星ホテルも1人約1万円程度から宿泊できるのでちょっと贅沢な旅行を楽しみたい方にもおすすめです。
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