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スリランカは大自然と野生動物に恵まれた生命のパワー溢れるとてもユニークな国です。発展途上ではあるものの、綺麗好きな人の多いスリランカはどんなに田舎に行ってもとても清潔で物価は安く見所満載!
そんなスリランカのおすすめ観光スポットを紹介します。
天空の遺跡 シギリヤロック
スリランカ旅行で絶対訪れるべきNo.1は、ユネスコ世界遺産にも登録されているシギリヤロック( Sigiriya Rock)!
ジャングルの中にドーンとそびえる大きな岩の上に建てられた天空遺跡です。
こんな高い位置にましてや遥か昔の5世紀後期に造られたこの宮殿は沐浴場もあり、水回りも充実していた事が伺えるので驚きです。
観光名所となった現代においては、この標高370mにあるこの遺跡へ岩にバランスよく設置されたスリル満点の1200段の階段を登って訪れます。
謎に包まれた古代の神殿遺跡とそこから見渡す360度どこまでも続くジャングルはスリランカ旅行のハイライトです。
またシギリヤロック周辺にはたくさんの野生動物が暮らしており、野生のゾウに出会ちゃうのも魅力です。
インスタ映えスポット エラ
インスタグラムの投稿でじわじわと欧米の若者を中心に人気となったエラ(Ella)は世界遺産に登録されているスリランカの中央高地です。
ナインアーチブリッジと呼ばれるジャングルに囲まれた場所に突如現れる、美しいアーチが印象的な石造りの橋こそが話題のスポット!
他にもアダムズピークやラヴァナ滝など豊かな自然恵まれたこの地は、ウィズコロナの時代に訪れるにもぴったりです。
人気の観光地となったエラにはお洒落なカフェやレストラン、そして宿泊施設の建設ラッシュに加え、ジャングルを駆け抜けるジップラインなどのアクティビティーも充実しさらに滞在しやすくなっているのもポイントです。
仏教の聖地キャンディ
キャンディ(Kandy)はスリランカの京都という表現がぴったりなスリランカの第二の都市!
首都のコロンボが近代的でモダンな大都会なのに対し、キャンディはシンハラ族の最後の王朝の都として栄え、今もなお独自の文化が色濃く残る美しい世界遺産に登録されている都市の一つです。
7〜8月にかけて開催されるキャンディ湖のほとりに建てられた、仏歯が祀られている佛歯寺のヘラペラ祭はアジアの3大祭りとして知られ、国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる人気のイベントです。
お祭りでも披露される伝統舞踊キャンディアンダンスは、キャンディ人気のアクティビティーです。
お祭りの時期以外にもキャンディ芸術協会などで鑑賞することが可能なのでぜひチェックしてみてください。そんなキャンディは他の観光地に比べ物価が安くお得に楽しめるのも魅力です。
国内最高級の紅茶の産地
ヌワラエリア
スリランカは別名セイロン島と呼ばれ、紅茶の産地としても有名です。特に山岳地ヌワラエリア(Nuwara Eliya) で作られる紅茶は最高級の品質として世界中で愛されています。
ティーファクトリーは見学することが可能で、出来立ての紅茶の試飲ができたり茶葉摘み体験ができたりと紅茶好きにはたまらないスポットです。
スリランカに紅茶の栽培が持ち込まれたのは、イギリス植民地時代のことです。
そのため、今もなおヌワラエリアにはリトルイングリッシュと呼ばれるエリアが残り、イギリス人によって建てられたお屋敷や通りの名前がそのまま残っているユニークな地区となっています。
またスリランカ名物のアジア1番の車窓からの景色と賞賛のは、ここヌワラエリアの茶畑を走り抜ける区間です。
事前予約で乗れないことも多々あるので、予定が決まればすぐに予約するのがおすすめです。
野生動物に出会える
ヤラ国立公園
スリランカは野生動物と人がお互いを尊重しながら共存する素敵な国です。
そんな野生動物に高確率で会えるのがサファリパークとして楽しむことができる国立公園です。
スリランカにはいくつか国立公園がありますが、ヤラ(Yala)国立公園は規模が最大級なだけでなく、貴重な野生のラパードことヒョウに出会える確率が高いので、初めて訪れるならヤラ国立公園でサファリを楽しむのがおすすめです。
とはいえ公園内に暮らすどの野生の動物に出会えるかは、ジープを運転してくれるドライバーの腕と運次第!
また国立公園内には宿泊できる施設もあります。テントに泊まって夜は満天の星空を鑑賞し、モーニングサファリに出かけるコースもおすすめです。
ゾウと触れ合える ピンナワラ
スリランカには親を失った子供のゾウを保護する孤児院があります。特に有名なのが、ピンナワラ(Pinnawala)地区の孤児院です。
親を失ったゾウの保護施設である孤児院では、たくさんのゾウが将来は野生に戻れるようスリランカの人々の愛情を受けてのびのびと暮らしています。
そんなゾウたちに餌やりをしたり、水浴びの手伝いができたりと孤児院ではサファリパークとはまた違った貴重な体験ができるのでおすすめです。
- Elephant Orhantage: 最も多い90頭のゾウが暮らす孤児院
- Club Concept Eleohant riding: ゾウの体を洗う水浴びのお手伝いができる孤児院
中世の街がそのまま残る
ポロンナルワ
スリランカの約75%を占めるシンハラ族の古都があったポロンナルワは、都市がそのまま遺跡化したと言っても過言ではない巨大遺跡群です。
1日あっても周りきれないほど大きな敷地の遺跡群は、シンハラ王朝の仏舎利塔、宮殿、仏像などの遺跡が残され、スリランカ国内はもちろんミャンマーやタイからも仏教僧が参拝に訪れるパワースポット!
車、トゥクトゥク、自転車の乗り入れ可能なポロンナルワでは中世のスリランカにタイムスリップしたようなユニークな体験ができるのでおすすめです。
ウミガメの楽園 ヒッカドゥワ
スリランカの南に位置するヒッカドゥワ(Hikkaduwa) は、たくさんのウミガメの生息地!
ダイビングやスノーケリングをする方はもちろん、海に入らずともビーチにやってくる大きなウミガメと触れ合えるのが魅力です。
特にオススメはOne big turtle point!ローカルの人の販売している海藻で餌やり体験が楽しめます。
3~5月はウミガメの産卵ピークを迎えます。ビーチを知り尽くしたプロによる産卵ツアーも開催されているので、運が良ければこの神秘的な瞬間に立ち会えるのもヒッカドゥワの魅力です。
またヒッカドゥワ近郊にはたくさんの怪我をしたウミガメや卵を保護する団体があり、なかなか見る機会のない生まれたばかりの小さなウミガメを触ることも可能です。
ウミガメ保護センター入場料はRs.300で団体維持費として使用されます。
オランダの街並みが残る
ゴール
旧市街が要塞に囲まれたスリランカ南部にある岬ゴール(Galle)は、ヨーロッパの植民地時代の名残が色濃く残る世界遺産の街!
ポルトガルの支配に始まり、オランダ、イギリスの統治下に置かれたゴールにはスリランカ最古のプロテスタント教会や、コロニアル建築で建てられたダッチホスピタルなど西洋の美しい街並みが広がります。
ヌワラエリアのリトルイングランド地区が富裕層の別荘地となっているのとは対照的に、ゴールの旧市街には地元の人々の生活が根付いています。
要塞の先のインド洋では現地の人々が海水浴を楽しみ、ダッチホスピタルはカフェやアーユルベーダのマッサージショップなどとして利用されています。
またスリランカ特有のフィッシングスタイル、竹馬釣をしている漁師さんに出会えるのもゴール近郊のビーチです。
スリランカ最大の石窟寺院
ダンブッラ
大きな岩山に作られた5つの洞窟に、それぞれ黄金に輝く立派な釈迦像が安置されているダンブッラ(Dambulla)石窟寺院は、静寂とピースフルで穏やかな空気に包まれた神秘的なスポットです。
紀元前3世紀より洞窟が掘られ、紀元前1世紀にシンハラ王朝の時代に寺院となって以降、各時代の王朝によって保護、修復、拡張が施され大切にされてきたこの石窟寺院は1991年にユネスコ世界遺産に登録されています。
釈迦像はもちろん、それにまつわるストーリーが描かれた天井画は国内で最も保存状態がよくとても立派です。
ダンブッラはシギリヤからも車で約30分ほどの場所にあるので、ホテルの多いシギリヤ地区に宿泊しセットで計画を立てるのがおすすめです。
仏教の聖地 ミインテール
スリランカ仏教の初まりの地とされるここミインテール ( Mihintale )は、当時の王デヴァナンピヤティッサがたまたま狩で訪れた際に仏教僧マヒンダと出会った場所と言い伝えられています。
この出会いをきっかけに巨大な修道院が建設されたミインテールには今尚たくさんの遺跡が残されており、スリランカの仏教徒が今もなお多く訪れる巡礼の地となっています。
そんなミインテールのシンボルとなっているのが、招待の岩という意味を持つアラダナガラです。
当然のように多くの信者が登っていくこの神聖な岩、手すりこそ設けられているものの足場となる階段は、多くの巡礼者が利用するのですり減って気持ち程度の段差があるだけ…
スリル満点のロッククライミングが楽しめます。
頂上にたどり着けば、美しいミインテールの大自然と共に多くの宗教施設が見渡せます。
ミインテールもシギリヤから車で約1時間の場所です。ぜひ時間があればこちらも合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
インド洋の絶景
トリンコマリー
スリランカの東海岸のトリンコマリー(Trincomalee)はダイビングやスノーケリングスポットとして近年ひそかに注目されているスポットです。
交通の便があまり発達していないスリランカにおいて国際空港から遠く離れたトリンコマリーへ足を延ばす観光客は少なかったものの、スリランカ屈指の美しいサンゴ礁やイルカやクジラウォッチングが楽しめることで有名となり、現在では知る人ぞ知る穴場人気スポットとなっています。
またトリンコマリーの岬に立つコネスヴァラム寺院はスリランカにの1割を占めるヒンドゥー教徒の聖地です。カラフルでインパクトのある立派な寺院は仏教寺院とはまた違った見応えがあります。
また寺院に続く山道には野生の鹿や孔雀が現地の方々と共にのんびりと生活している、のどかな景色にも出会えます。
※トリンコマリーを含む東海岸のベストシーズンは5〜10月です。この時期以外に訪れると波が高くマリンスポーツは楽しめません。一方で西海岸のビーチは12〜3月がベストシーズンとなるので、旅行の時期によって訪れる場所を選んでみてください。
スリランカのバチカン
ネコンボ
スリランカの国際空港が位置するネコンボ(Negombo)を素通りするのは勿体無い!
キリスト教徒の居住区となっていることから通称スリランカのバチカンと呼ばれるネゴンボは、立派な教会が至る所に立ち並び、美味しいイタリアンのお店が多いちょっとユニークなエリアです。
そんなネゴンボは漁師町としても有名で大きなフィッシュマーケットやネコンボビーチでの漁師さんの水揚げの様子が見学できる点も魅力です。
またネコンボラグーンと呼ばれるマングローブにはたくさんの小動物が生息しており、ボートツアーで冒険に出かけることも可能です。
スリランカの伝統医療、心と体を整えることができるアーユルベーダが受けられる人気の施設ジェットウィングアーユルヴェーダパビリオンもネゴンボにあります。
体の不調を脈だけで判断できるMr.CTスキャンことデーニッシュ氏が2022年時点で在籍されているこの施設では3食のヘルシーな食事、アーユルベーダマッサージがパッケージとなっています。 スリランカの日常に触れ、のんびりとした時間が過ごせるネコンボは旅の初日を過ごすにはピッタリのスポットです。
大都市コロンボ
これまで紹介したスリランカの風景からは想像できないほど近代化したエリアといえば、首都のコロンボ(Colombo)!
モダンなホテルやレストラン、ショッピングモールが立ち並び、スリランカにいることを忘れてしまうほどです。
日本でも大人気のコスメ、スパセイロンやシダレッパの専門店でショッピングを楽しんだり、おしゃれなカフェでヘルシーランチでお腹を満たしたりとお洒落な旅が楽しめます。
また日本食レストランも充実しているので食事に自信のない方はコロンボを拠点に各地に足を伸ばしてみるのもおすすめです。
スリランカ最大のリゾート地 ミリッサ
トリンコマリーのオフシーズン期間にベストシーズンを迎えるミリッサ(Mirissa)はスリランカ屈指のリゾート地として有名です。
ビーチ沿いにはたくさんのリゾートホテルやバーが立ち並び、洋楽が流れ、多くの欧米人がインド洋を満喫しています。
また、サーフィンなどのマリンスポーツはが楽しめるだけでなく、クジラやイルカなど貴重な海の生き物たちにも出会えるツアーが充実し、多くの観光客に大人気です。
まとめ
島全体が動物園のようなとってもユニークなスリランカは、日本の生活とは全く異なる豊かな時間が過ごせる素敵な国です。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
交通の便が発達していないスリランカはヌワラエリア〜エラ区間以外は現地ツアーを上手く活用して計画を立てるのがオススメです。
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